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月原冨武 (大阪大学名誉教授) 異議あり! #安保法制  #戦争法案

安全保障関連法案を廃案に

 安倍首相は、戦争関連法案など合計11本をまとめた膨大な安全保障関連法案を国民に理解を得られていないことを認めているにもかかわらず、衆議院で112時間の審議時間で、十分審議したとして“採決”しました。一つの法律当たりにすれば10時間で、審議を重ねるごとに質問に政府側が答えきれていないことが続々と出てきている途中でした。議会制民主主義を否定する強行採決です。
 あまりにも憲法違反であることが明確な戦争法案を数の力で強引に通して、戦争をする国に作り変えようとする安倍政権に黙っておれなくなりました。
 日本国憲法第9条第1項で「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」、それを受けて第2項で「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」としています。私は、自衛隊はこの9条に違反していると考えています。自民党を中心にした歴代の政府は、自衛隊は9条が規定する軍隊には当たらず、海外での武力行使はしないとしてきました。ところがこの度の法案では、これまでの自民党政権の9条解釈をも大きく踏み越えて、集団的自衛権行使として外国での戦争に自衛隊が関与することを容認しています。自衛隊を9条の許す範囲内での活動に止めるために“苦心”して来た、歴代の内閣法制局長官経験者をはじめ過去政権の中枢にいた官僚もこの度の法案に反対する見解を表明しています。憲法に違反して米国のための戦争に自衛隊を参画させる法案に反対する人が多数となるのは必然と思います。
 安倍首相は共産党の志位委員長の質問に対して、「ポツダム宣言をつまびらかには読んでいない」と答えたとの報道を聞いたときに愕然としました。また、そう返答する以外には、答える言葉はないかとも思いました。私は数年前に一度行った靖国神社のことを思い出しました。その時、併設されている遊就館を具に見学してきました。どこか1行でも、「当時の政府、支配勢力が間違いを犯して国民を苦しめた」という意味の記述があるかと探しながら見学しましたが、見つけることできませんでした。それは安倍首相が参拝したがっている靖国神社として、当然のことであることを再認識しました。ポツダム宣言では「無分別な打算により自国を滅亡の淵に追い詰めた軍国主義者」、「日本国民を欺いて世界征服に乗り出す過ちを犯させた勢力」などとして、靖国神社・遊就館が讃える当時の支配勢力の行為を断罪しています。安倍首相はこうした立場で戦争を終結させたポツダム宣言には同意できないのでしょう。
 国会審議における安倍首相の答弁は、「質問者の指摘事項を理解してそれに対する自らの考えを述べる」というのではなく、批判に耳を傾けるのでもなく、自己陶酔するかのごとく、とうとうと持論を述べています。靖国神社・遊就館にある“大東亜共栄圏”を目指した指導者たちと重なる“戦争をしたがる”思考を感じます。
 戦争法案は衆議院を通過しましたが、自然成立するわけではありません。全國各地で反対の運動は盛り上がってきており、力強さを感じます。この法案を世論の力で廃案にして、わが国が戦争をしない世界に誇ることができる国としてあり続けたいものです。

月原冨武 (大阪大学名誉教授)

#安保法制  #戦争法案
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